日本IBMは9日、クラウド環境の構築を支援するシステム製品群を発表した。発表された主な製品は、「IBM PureFlex System - Express」、「IBM PureFlex System - Enterprise」、「IBM Power Systems」、「IBM Storwize V5000」。

各製品の主な特徴として、「IBM PureFlex System - Express」は、クラウド環境の構築を小規模から開始するのに適した製品で、単一シャーシ構成で提供し、これまでの42Uラックに加え、25Uラックやシャーシのみでの提供から選択可能となっている。

「IBM PureFlex System - Enterprise」は、高い冗長性、復旧性能、拡張性に優れたクラウド環境を提供し、マルチ・シャーシ構成をサポートする。「IBM PureFlex System - Express」と「IBM PureFlex System - Enterprise」は、いずれもPOWERプロセッサーとx86ベースの「IBM Flex System」コンピューティング・ノードをサポートしている。

「IBM Power Systems」は、ハイブリッド・クラウド環境への対応や、新しいアプリケーションに対応するサーバ製品で、OpenStackテクノロジーを基盤とする「SmarterCloud Entry」と「IBM PowerVC」は、「IBM Power Systems」向けのオープンな仮想化機能によって、要件に応じたシステムを低コストで構築する。

「IBM Storwize V5000」は、「IBM Storwize」製品ファミリーのラインアップを強化するストレージ製品で、データの効率的な管理と中堅企業によるビッグデータ活用を支援する。