Analog Devices(ADI)は、クラス最高の帯域幅でかつ、最小の消費電力を実現した3軸200gデジタルMEMS加速度センサ「ADXL375」を発表した。

同製品は、衝撃や衝突の継続時間や大きさを、フルスケール±200gで連続測定することが可能ながら、最高1600Hzまでのフル帯域幅で消費電流140μAを実現した低消費電力、高サンプリングレート品となっている。

また、32レベルのFIFO(先入れ、先出し)メモリで構成された集積メモリ・マネジメント・システムを内蔵しているほか、バッファメモリには設定した衝撃スレッショルドをトリガとしてホスト・プロセッサの介入なしにデータ保存できる低消費電力モードが付いているため、システム全体の電力消費低減に貢献することが可能だという。

なお、同製品はすでに量産出荷を開始しており、1000個受注時の単価は4.79ドル(米国における販売価格)となっている。

ADIの3軸200gデジタルMEMS加速度センサ「ADXL375」