マイボイスコムは10月9日、6回目となる「スマートフォンに関するアンケート調査」の調査結果を発表した。
調査対象は「MyVoice」のアンケートモニターで回答者は1万1072名。調査方法はインターネット調査となっており、調査時期は9月1日~5日。
調査結果によると、「所有しているスマートフォン、その購入状況」は、スマートフォン所有率は42.1%で増加傾向にあり、2月の調査より約7ポイント増えた。所有率は若年層ほど高く、10代では8割強、20代は7割弱、50代以上は3割弱となっていた。
スマートフォン所有率42.1%のキャリア別内訳は、NTTドコモが17.3%、KDDI(au)が12.3%、ソフトバンクが11.4%となっている。
所有機種の内訳では「Xperia(ドコモ)」が4.4%、「iPhone5(ソフトバンク)」が3.9%、「iPhone4S(ソフトバンク)」が3.3%、「iPhone5(KDDI)」が2.9%で上位に並んでいる。
持っていたフィーチャーフォンと同じメーカーのスマートフォンに機種変更した人は、スマートフォン所有者の64.%となり、持っていたフィーチャーフォンを解約して、違うメーカーのスマートフォンに買い替えた人は15.2%だった。
チャットアプリの利用率は世代間格差が生まれる
「スマートフォンで利用している機能・サービス、利用しているスマートフォンの満足度」の調査項目では、「電話回線を利用した通話」「携帯電話のメールアドレスでのメールの送受信」「カメラ(写真)」がそれぞれ80~90%の利用率であった。その他機能の「時計、アラーム」「スマートフォン用のWebサイト閲覧」「パソコン用のWebサイト閲覧」「地図、GPS機能」などはそれぞれ60~70%の利用率だった。
過去の調査に比べて、「カメラ」「時計、アラーム」は増加傾向にある一方、「パソコン用のWebサイト閲覧」「パソコン用のデータ利用・共有」は減少傾向にあった。
その他の傾向では、「カメラ」「時計、アラーム」「電話帳、アドレス帳」「電卓」「チャット」「赤外線通信」の項目で、女性が男性を10%以上越える結果になった。また、「チャット」の利用率は10代が80%程度の利用率である一方、40代以上の男性、50代以上の女性では30%以下にとどまった。
「スマートフォン利用意向」については、スマートフォンを今後利用したいと考えている人が47.7%で、過去の調査と比べて増加したという。利用意向がある人は若年層ほど多く、10代、20代ではそれぞれ70~80%、50代以上では40%程度。
また、スマートフォン所有者の中で「継続して利用したい」としている人は80%程度いる一方、フィーチャーフォン利用者で「スマートフォンに乗り換えて利用したい」と回答した人は20%程度にとどまっているという。
「選定時の重視する点」の調査では、「バッテリーの持ち時間」「本体価格」が各5割前後でトップに位置している。過去の調査に比べ「本体価格」「通信料金」「携帯電話と同じような機能」などは減少傾向にある。
また、男性では「多機能である」、女性では「デザイン・色がよい」「文字入力のしやすさ」などが多くなっているほか、「多機能である」「デザイン・色がよい」は若年層ほど多く、「画面が大きい」「機能がシンプルである」は女性50代以上で多い傾向となった。