情報処理推進機構(以下、IPA)は、これまで国内ベンダーや海外のセキュリティ機関のセキュリティに関する情報を日々収集し、影響度の大きなセキュリティ上の問題については、「重要なセキュリティ情報」として広く一般に問題の周知と対策を促してきたが、今回、一層の問題の周知と対策促進を目的に「重要なセキュリティ情報」をリアルタイムに配信する「サイバーセキュリティ注意喚起サービスicat(アイキャット)」の公開を開始した。

「サイバーセキュリティ注意喚起サービスicat」コンセプト

同ツールは、ウェブサイトにHTMLタグを埋込むことで、IPAから発信する「重要なセキュリティ情報」をリアルタイムに同期できるサービスで「表示方法を縦または横の指定が可能」「重要な情報はオレンジの背景色で強調」「SCRIPTタグのsrc属性にはhttp:やhttpsの指定は不要(埋込んだウェブページと同じプロトコルが使用)」といった特徴がある。

「icat」縦表示/横表示

IPAでは、icatが企業や団体のウェブサイトで広く利用され、一般の利用者に迅速かつ広くセキュリティ対策情報が行渡り、対策が促進されることを期待している。