伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は10月8日から、ITシステムの事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)のシステム運用サービス「IT-BCP運用対策コンサルティングサービス」の提供を開始すると発表した。価格は400万円から、1年間で約10社への提供を目指す。
CTCは、従来、IT-BCPの運用コンサルティングサービスを個別に提供していたが、顧客からの問い合わせやメニュー化の要望を踏まえ、今回、サービスを体系化し、新たに「IT-BCP運用対策コンサルティングサービス」として提供を開始する。
同サービスは、同社が長年提供してきたITシステムの運用サービスや、運用に関連するコンサルティングサービス、BCP向けの様々なシステムの構築やサービス提供における実績に基づいて、各顧客企業の全社BCPやBCPシステムに最適な運用方法を策定する。
サービスは、「1.ビジネス環境の確認(前提事項の確認・定義のステップ)」、「2.IT-BCPの方針定義(IT-BCP継続性方針定義のステップ)」、「3.IT-BCPを発動するまでの災害時の運用計画策定(発災時対応計画のステップ)」、「4.教育や訓練などの平常時の運用計画策定(平常時対応計画のステップ)」、「5.災害時のIT-BCP発動後の運用計画の策定(非常時対応計画のステップ)」の5つのステップで構成。
また、事業継続マネジメントシステム(BCMS)の国際規格であるISO 22301や経済産業省の「事業継続計画(BCP)策定ガイドライン」等に代表される様々なガイドラインを組み合わせ、顧客に最適なIT-BCPにおける運用対策を策定する。
CTCは、今後、既にBCPシステムを構築した企業を中心にIT-BCP運用対策コンサルティングサービスを営業展開していくとともに、災害対策を含めた顧客システムの安定稼働に向け各種の運用サービスを拡充していく。