東京都・南青山の岡本太郎記念館では、現在開催中の企画展「花妖~岡本太郎の挿し絵」内にて、「第16回岡本太郎現代芸術賞」受賞作家2名の特別展示を開催する。会期は「岡本太郎賞受賞作家・加藤智大 特別展示「太陽と鉄」」が11月6日~11月25日、「岡本敏子賞受賞作家・石山浩達 特別展示「Alien Vision × Taro Vision」が12月4日~23日。開場時間は10:00~18:00(入館は17:30まで/火曜休館)。入場料は一般600円、小学生300円。
「第16回岡本太郎現代芸術賞」は、岡本太郎の遺志を継ぎ、「時代を創造する者は誰か」ということを問うべく、岡本太郎記念現代芸術振興財団および川崎市岡本太郎美術館が主催する賞。今年度の「岡本太郎賞」を受賞した加藤智大と、「岡本敏子賞」を受賞した石山浩達が、同賞の副賞として同記念館での特別展示を実施する。両名とも、出展作品は新作となる。
また、岡本太郎賞を受賞した加藤智大は、岡本太郎の作品を凶暴な囚人や猛獣に見立て、鉄格子に閉じ込める「Prison」シリーズを展示。 一方、岡本敏子賞を受賞した石山浩達は、エイリアンをモチーフにしたFRPの立体作品「Alien Vision : unlimited oil」の続編として、宇宙を旅するエイリアンが岡本太郎と遭遇するというストーリーを表現する作品を出展する。