東芝ソリューションは7日、中日/日中・韓日/日韓の翻訳精度を向上させ、ホームページ翻訳などの業務効率を高める機能を充実させたサーバ型翻訳ソフトウェア「The翻訳エンタープライズ V16」を、同日より発売すると発表した。

「The翻訳エンタープライズ」は、大規模利用や大量文書の翻訳にも適用できるサーバ版の翻訳ソフトウェア。翻訳知識をサーバで一元管理するため、全利用者で訳語表現を統一することができる。

発表された「The翻訳エンタープライズ V16」は、従来商品と比較して、中日/日中および韓日/日韓の翻訳精度を向上。専門用語辞書の分野増強をはじめとする辞書強化(中日/日中 141万語→173万語、韓日/日韓 38万→155万語)を行うとともに、韓国語翻訳では、統計的訳語選択の知識を強化した。同社ではこの結果、中日翻訳では12%、韓日翻訳では25%の翻訳精度向上を実現したとしている。

また、ホームページ翻訳やOfficeファイル翻訳を可能にするとともに、翻訳エンジンを高速化したほか、Microsoft Windows Server 2003/2008に加え、Red Hat Enterprise Linuxと CentOSにも対応した。