IMAメディアプロジェクトは、1970年代を代表する9人の写真家が「東京」をモチーフに撮影した作品を展示する「TOKYO 1970 by Japanese Photographers 9」を開催する。開催期間は10月29日まで、開場時間は11:00~20:00(土日祝は18:00まで)。会場はアルマーニ / 銀座タワー9階。入場料は800円(小学生以下は無料)。

沢渡朔「Kinky」

森山大道「写真よさようなら」

同展は、1970年代の日本を代表する写真家9名による、「東京」をモチーフに撮影した作品を約300点展示。有田泰而「First Born」、沢渡朔「Kinky」、須田一政「わが東京100」、立木義浩「舌出し天使」、寺山修司「摩訶不思議な客人」、内藤正敏「東京」、細江英公「シモン 私風景」、渡辺克巳「新宿群盗伝」という、各作家の代表作ともいえるシリーズを紹介する。なかでも、森山大道は写真界に大きな衝撃を与えた名作「写真よさようなら」から、未発表作品を初展示する。

立木義浩「舌出し天使」

寺山修司「摩訶不思議な客人」

また、展示作品はすべて購入することができるほか、写真家との交流を楽しむワークショップなども開催され、写真の新たな見方や楽しみ方を提案するということだ。なお、現在、世界のアート写真業界において日本の戦後写真が注目を集めているが、なかでも高度経済成長期として日本がすさまじい発展を遂げ、政治的、文化的にも激動期であった"1970年代"は、個性豊かな写真家を多数輩出した時代でもある。