STMicroelectronicsは10月4日、車載インフォテインメント(IVI)機器向けのオープンソースプラットフォーム「GENIVI」の最新仕様に準拠したSoC「STiH416」用ソフトウェアスタックを登録したと発表した。
「GENIVI」プラットフォームは、IVI機器の主要機能である電話、オーディオルーティング、Bluetooth接続や、センサコントロール、カメラコントロール、ユーザコントロールなどのインタフェースをサポートする認証済みソフトウェアモジュールをミドルウェアとして提供する。「GENIVI」のアプローチでは、先進的なIVI機器の要件を満たすため、GENIVI Allianceによって選択されたLinuxベースのオープンソースソフトウェアを採用している。同プラットフォームを使用することにより、コスト効率が高く、IVI機器の新製品を短期間で開発できるようになる。
今回、STは高性能マルチメディアSoC「STiH416」をIVI-SDK GENIVI準拠のソフトウェアスタックに対応させたことにより、ロードマップを前進させ、車載品質に対応したIVI機器用SoCファミリの生産へと繋げていく。これにより、ユーザーは車載機器市場において、差別化された機能とユーザインタフェースを実現するアプリケーションを開発できるようになる。