日本HPは、Linuxディストリビューション「Canonical Ubuntu Server」の販売を開始するとともに、マルチノードサーバの新モデル「HP ProLiant SL2500 Scalable System(以下、HP ProLiant SL2500)」をはじめとする最新プロセッサー対応の6ラインナップを発表し、スケールアウトソリューションのポートフォリオを拡充すると発表した。

これは、サービスプロバイダーが、1台あたりの単価を抑え、容易に増設可能なスケールアウト型サーバと、最新の分散型ソフトウェアテクノロジーを採用することが多く、昨今では、金融業・小売業・製造業などのエンタープライズ企業においても最新の分散型ソフトウェアテクノロジーの業務活用が始まっており、Hadoopを利用した業務ビッグデータの解析・分析システムによりビジネス機会を発掘する取り組みが拡大していることを受けたもの。

「HP ProLiant SL210t Generation 8」

「Canonical Ubuntu Server」の販売では、同社のコールセンターが窓口となり、Canonical社のサポートエンジニアとの協調体制の下、HP ProLiantサーバーと本製品のテクニカルサポートを一括対応する。

また同時に、Intel Xeon E5-2600 v2製品ファミリーを搭載した6ラインアップを発表。新ラインナップとなるマルチノードサーバ「HP ProLiant SL2500」は、スケールアウト型システムに特化した製品の新モデルで、2Uラックマウント型の「HP ProLiant t2500 シャーシ」に最大4台の独立したサーバノード「HP ProLiant SL210t Gen8 Server」を搭載。

各ノードの独立性や前面ホットプラグHDDなど、高いメンテナンス性は継続しつつ、最新のインテル製品ファミリーを最大2基搭載し、従来モデルの2倍以上のメモリ容量を実現、新たに最大96%変換効率を実現する80 PLUS Titaniumパワーサプライや直流電源に対応し、業界最高レベルの省スペースと省電力を実現した。

新製品の価格は、次の通り。

新製品の種類と価格