ソニーは10月3日、厚さ約10.5mmのスリムなICレコーダ「ICD-UX544F」「ICD-UX543F」と、8GBのSDカードを付属したメモリーカードレコーダ「ICD-LX31」を発表した。
ICD-UX544F/543Fは、リチウムイオン電池の内蔵で約3分の充電によって約1時間の録音が可能な急速充電に対応。フル充電した場合には、約26時間の録音が可能となる。
高輝度な有機ELディスプレイ搭載にって視認性の向上を実現したほか、スリムサイズであるため鞄や胸ポケットなどに入れて持ち運べる利便性が高まったという。ソニーでは、急な会議などにも安心して臨める、よりビジネスの場に適したモデルとしている。
このほか、集音対象までの距離や、音の大小などを自動で判断する「おまかせボイス」を搭載し、感度設定を行わなくても適切なレベルで録音できる。
また、ソニー独自の録音技術によって内蔵マイク感度を最適化する「Sマイク・システム」や、音声以外のノイズを低減して声の大小を自動調整し、人の声が聞き取りやすいクリアな音で再生する「クリアボイス」といった機能を搭載している。
ICD-LX31は、60分カセット約89本分を8GBのSDメモリーカード1枚に収めることができるため、趣味の習いごとや授業の録音など、残容量を気にせずに家族全員で使うこともできる。また、録音済みファイルを日付別に管理し、再生したいファイルを簡単に探せる「日付検索」機能に対応した。
市場想定価格は、ICD-UX544Fが1万4000円前後、ICD-UX543Fが1万1000円前後、ICD-LX31が9000円前後となっている。