米Googleがジェスチャー認識技術を開発するベンチャー企業、米Flutterを買収した。買収金額などの詳細情報は公開されていない。

Flutterが10月3日、Webサイト上でGoogleによる買収を発表した。Flutterは2010年創業のベンチャー企業で、Webカムを利用して手のジェスチャーを認識できる「Air Gesture」技術を開発、MacおよびWindows向けにアプリを公開している。

PCのWebカメラの前でユーザーが手を振るとAir Gestureがこれを認識し、音楽や動画をコントロールできるというもので、iTunes、YouTube、Netflix、Pandora、QuickTime、Windows Media Playerなどのマルチメディアアプリをサポートしている。

買収後も研究開発を進めるとしているが、Google内でどう活用されるのかなどの計画は明かされていない。Flutterは一部Chrome拡張として動くことから「Chrome OS」への統合が考えられるほか、ウェアラブルの「Google Glass」での活用も期待できそうだ。