日本IBMは、マイクロソフトのサーバOS「Microsoft Windows Server 2012」を初期導入し、x86サーバ「IBM System x」シリーズをカスタマイズしたIBM System x仮想化推奨モデルを5製品を発表した。
タワー型エントリー・サーバ「IBM System x3100 M4」 |
本製品は、Windows Server 2012の仮想化機能である「Hyper-V」のサービスをあらかじめ起動する設定を施して出荷することにより、購入後すぐに使える仮想化環境を提供する製品。最小構成価格は、タワー型エントリー・サーバ「IBM System x3100 M4」の17万円(税別)で、10月3日より日本IBMおよびIBMパートナーから提供を開始する。
IBM System x仮想化推奨モデルは、「Microsoft Windows Server 2012」のプリインストールに加え、「Microsoft Windows Server 2012 Hyper-V」が提供する仮想化サービスを有効化した状態で出荷することにより、「Microsoft Windows Server 2003」から新システムへの移行など、早急に対応が必要な仮想化環境構築において、顧客の構築における業務効率を高め、作業時間を軽減する。
また、CPUの稼働モードを仮想化環境に最適化するパフォーマンス優先モードに設定することで、大量のワークロードを稼働させる仮想化サーバとして安定したパフォーマンスを発揮する。
製品のラインアップは、タワー型エントリー・サーバ「IBM System x3100 M4(17万円から)」、ラック型エントリー・サーバ「IBM System x3250 M4(31万円から)」、タワー型ミッドレンジ・サーバ「IBM System x3300 M4(35万円から)」、ラック型ミッドレンジ・サーバ「IBM System x3500 M4(93万円から)」、ラック型ミッドレンジ・サーバ「IBM System x3650 M4(196万円から)」の5製品で、顧客の仮想化規模に応じた最適なサーバを提供する。
今後の継続したモデル展開として、2013年出荷予定の「Microsoft Windows Server 2012」の最新バージョンへの対応を予定している。