MMD研究所は、20~40代の私用スマートフォンを業務で利用しているビジネスパーソン1,002人を対象に、「第2回 職場での私用スマートフォンの利用実態調査」を2013年8月19日~22日に実施し、その結果を発表した。本調査では、業務利用している私用スマートフォンに入っている情報や、セキュリティ対策、紛失経験などを調査した。
私用スマートフォンを業務で利用している1002名のうち、「私用スマートフォンを業務で利用して業務効率アップなどの効果を感じる」と答えた人は71.5%であった。私用スマートフォンに入れている業務情報については、「社内の連絡先情報」が73.1%、「顧客や取引先の連絡先情報」が48.8%、「業務スケジュール」が47.4%で上位となった。
続いて、業務情報が入っているスマートフォンについて、個人的に何らかのセキュリティ対策を行っているのは全体の80.7%であった。具体的な対策としては、「パスワード・画面ロックを設定している」が61.1%、「セキュリティソフトを入れている」が40.3%となり、スマートフォンの紛失対策として「リモートで遠隔ロックができる契約をしている」については19.0%にとどまった。
紛失経験について尋ねたところ、「ある(あとで見つかった)」が15.7%、「ある(あとで見つからなかった)」が4.8%となり、合計で20.5%が業務利用している私用スマートフォンの紛失経験があるという結果になった。
私用スマートフォンを業務で利用する上でのリスク(紛失、盗難、情報漏洩など)に対し、会社側で対策の必要性について尋ねたところ、「必要性を感じる」が28.1%、「どちらかといえば感じている」が35.5%という結果となった。一方で、「すでに会社側で対策をしている」との回答はわずか2.8%であった。