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Firefoxにおけるメモリ消費量の改善について報告しているMemShrinkは10月1日(米国時間)、「MemShrink progress, week 117-120において大量の画像を抱えているページのメモリ消費量改善において大きな改善を実現したと報告した。この問題は長らくFirefoxの問題として課題に上げられてきたもので、今回の修正におけるインパクトは大きい。
Firefoxはこれまで、大量の画像を抱えたページを開くと画像データをデコードしすべてをメモリに展開していたため、多くのメモリを消費するという特徴を持っていた。Firefox 24で多少この挙動は変更され、一旦画像をデコードして物理メモリを消費するものの、その後は一気に消費量を減らして必要な分だけ使用するといったところまで改善されていた。
今回の取り組みでFirefox 26はさらに改善されており、不必要な画像のデコード処理そのものを回避するようになる。結果、大量の画像を抱えているページを開いても従来のように大量のメモリを消費することはない。取り上げられているデモでは、Firefox 23ではページ読み込み後に3GBほどメモリを消費するものを取り上げ、同じページをFirefox 26で閲覧すると数百MBほどしかメモリを消費しないことを示している。また、不必要な画像デコードをしなくなったことでページ読み込み時間も5秒から1秒へ短縮されたと説明している。