ミラクル・リナックスは10月1日、IBM PowerLinux 7R1および7R2に対応したLinux OS「Asianux Server 4 == MIRACLE LINUX V6 for IBM POWER」を開発、11月より販売開始すると発表した。
同製品は、10月1日に日本IBMが設立した「IBM Power Systems Linuxセンター」の利用第一号として、同センター準備段階より日本IBMとの共同検証を完了し、製品化したもの。
MIRACLE LINUX V6 for IBM POWERは、通常ライセンス、無制限ライセンス、アカデミックライセンスの3種類のライセンス形態で提供される。
価格は、通常ライセンスは、ラインセンスが1ソケット10万5,000円、2ソケット37万650円、アップデート権付きインシデントサポート(3インシデント/年×3年+アップデート権)が1ソケット、2ソケットともに29万2,950円。
無制限ライセンスは、1ソケット・2ソケット共通で、無制限ライセンスが262万5,000円、インシデントサポート(100時間まで/年間)が262万5,000円。
アカデミックライセンスは、1ソケット・2ソケット共通で、ライセンスが無償、アップデート権付きインシデントサポート(3インシデント/年×3年+アップデート権)が29万2,950円となっている。
ミラクル・リナックスは今後、IBM Power Systems LinuxセンターにおいてLinux製品とアプリケーション群の共同検証を通じ、MIRACLE CLUSTERPRO X for IBM POWERの2013年内販売開始を進めるほか、2014年春には統合監視ソフト「MIRACLE ZBX」を用いたPOWER版Zabbixサーバの開発、およびPowerLinuxの監視、システムバックアップソフトの「MIRACLE System Savior」によるIBM PowerLinuxのLPAR*2上の仮想OSとアプリケーション群のシステムバックアップ対応など、順次IBM POWERに対応した製品の発売を進めていく予定。