キヤノンITソリューションズは10月2日、同社が提供してきた3D CAD「SolidWorks」向け設計業務支援ツールの最新版「設計業務支援ツール for SolidWorks Ver.5」の提供を開始したことを発表した。
同バージョンは、実際に3次元CADを使用しているユーザーニーズを反映したもので、日本人の設計思想にあわせて作業の効率化を図ることが可能となっている。今回、新たに7個の機能追加と9個の機能強化が図られており、これにより例えば、効率化を図るために、アセンブリ構成部品を名前順に並べ替えて見やすくする機能やEnterprise PDM内で構成情報を比較して相違点をわかりやすくする機能を活用したり、部品間の最小距離をログとして残す機能による空間設計度の向上、形状の三面図からおおよその寸法を求める機能による金型の大きさ決定、Enterprise PDMの指定ドキュメントのプロパティ情報およびアセンブリ構成情報のCSV出力機能による上位PLMとの連携などが可能になるという。
希望小売価格は30万円(税別)で、通常のCD-ROMによる購入方法のほか、同社とSolidWorksの保守契約を結んでいるユーザーは、同社Webサイトからダウンロードして活用することが可能だという。なお、対象となるSolidWorksのバージョンは、SolidWorks2011/ 2012/2013、SolidWorks Enterprise PDM 2011/2012/2013となっている。