クラリオンは10月1日、ストレスの無い音声認識を求めるユーザーニーズに対応し、次世代タイプの音声認識技術「自然対話型音声認識」を開発したと発表した。

同社の音声認識技術とヒューマン・コンピューター・インタラクション(HCI)の技術開発・販売を行うイナゴの積極的な質問の投げかけからユーザーをゴール(目的)にナビゲートするゴール共有型会話技術、会話の流れを把握する文脈把握技術、ユーザーが何を言っているのか確認する自然言語理解技術などで構成されるnetpeopleを融合することで、ロードノイズ、風切音などの厳しい条件で使用される車載端末でも、あたかも人と会話しているかような自然対話型音声検索の実現にこぎつけたという。

すでに同社では2013年秋に発売するカーナビゲーションの新モデルから、クラウド型音声認識検索機能として、あいまいな情報でも豊富かつ新鮮な情報の中から音声検索で必要な情報を検索できる自由発話型目的地検索機能「Intelligent VOICE(インテリジェントボイス)」を提供する予定だが、今回の技術は、それの次世代機能として追加対応の形で提供される予定。これにより、さらにストレスを感じさせない、あたかも会話をしているような感覚での音声検索を可能とするものになるとしている。

クラリオンとイナゴの技術を融合することで新たな音声認識技術を実現した