Q.デザイン好きの人におすすめのスポットはどこですか?

日々、アートやデザインと向き合いながら学んでいる美大生。そんな学生たちが、日頃インスピレーションの源としているのはどんな場所なのでしょうか? 今回は、都内の美術大学に通う現役学生20名に「デザイン好きの人におすすめのスポット」を聞いてみました。

■六本木
「キレイなもの、最先端のデザインを一番最初に発信する場所で、老若男女が集まるパワーがあるので」(22歳/女性)
「六本木。特に21_21 DESIGN SIGHTはデザインにまつわる面白い展示をやっているのでよく行きます」(19歳/女性)

ミュージアム、ギャラリーを数多く擁する六本木エリア。展示はもちろん、ミュージアムショップで商品を眺めているだけでも、たくさんのデザインインスピレーションを受けることができる場所ですよね。

■京都
「日本人の繊細なものづくりに触れることができる場所だと思うので」(21歳/女性)

日本の伝統美と、モダンな美意識が混ざり合い魅力を生み出している場所、京都。特に東京で学んでいる学生にとっては、新しい美的価値を多いに見出せる場所のようです。

■新宿伊勢丹
「オシャレな人とモードなデザインを観察するには打ってつけの場所! ポップアップ店やワークショップも多い。それに伊勢丹の広告は最近すごくオシャレ」(19歳/女性)
「改装をして、空間自体がアート作品のようになっているので。商品がすべて展示品のような感じです」(20歳/女性)

大規模改装を経て、2013年3月にリモデルオープンした新宿伊勢丹。単なる売り場を超えて、心がときめくモノ・コトと出会える舞台へ。そんな新しい百貨店の形は、学生達にも支持されているようです。

■原美術館
「いつも素敵なアーティストの個展や、企画展をやっているので。建物の雰囲気も好きです」(22歳/男性)

品川の閑静な住宅街の中にある現代アートのミュージアム。併設のミュージアムカフェも評判が高く、訪れると気持ちをリフレッシュできる場所です。

■東京ディズニーランド
「細部まで妥協なく世界観を作り込んでいるところがすごい」(21歳/女性)

美大生にとって、ディズニーランドに惹かれる理由はアミューズメントの楽しさだけではありません。パーク内のあらゆるものの作り込みの細かさや、ゴミ箱や街灯ひとつとってもデザインが統一されている点など、そのビジュアルメイキングへのこだわりにも興奮を覚えるとのこと。

■青山ブックセンター
「デザイン関連書や、洋雑誌がたくさん置いてあって、目移りしてしまう!」(20歳/女性)

特に本店では店内奥のエリアが全てデザイン・アート関連書になっており、何時間いても飽きない空間ですよね。クリエイターを招いてのトークショーなども頻繁に行われています。

POST
「恵比寿にある本屋さんで、他のお店には置いていないような写真集やビジュアルブックがあるから」(24歳/男性)
「写真集は、解説文がなかったり、洋書だと読むのが難しかったりするけれど、POSTでは店員さんに聞くと色々教えてくれるので楽しいです」(21歳/男性)

恵比寿にあるアートブックショップ/ギャラリー。出版社の括りで本をセレクトし、定期的に扱っている本が入れ替わるのだそう。オシャレな空間で、本の世界にどっぷり浸れそうです。

さすが美大生、デザイン関連の場所となると「色々あってひとつに絞れない!」と悩みながらも嬉々として答えてくれました。制作で煮詰まったときや、アイデアを練るときなど、このような場所へ足を運んでインプットを心掛けている学生が多いようです。気になった場所があれば、みなさんも足を運んでみて下さいね。