千葉大学とグリーは10月1日、教育学部の学生を対象にメディアリテラシーへの理解促進をはかる授業「メディアリテラシー教育演習」を共同で開催することを発表した。授業は、千葉大学教育学部授業実践開発研究室で、2013年10月1日~12月23日に開催される。

千葉大学教育学部授業実践開発研究室は、学校教育が多くの課題を抱える現状において、「社会とつながる教員養成」をコンセプトに、さまざまな企業・団体と連携して活動を行っている。

またグリーは、インターネットを安全に利用するための啓発活動や、ゲームの要素を取り入れた新しい学びの形を考えるイベントなど、小中学生を対象とした企画をこれまでにいくつも実施している。

このほど両者が開催するメディアリテラシー教育演習は、教員を目指す同大学教育学部の学生を対象とした授業。ゲームやテレビをはじめとするメディアに対する読み書き能力ともいえる「メディアリテラシー」や、ゲームが持つ魅力や要素をゲーム以外の分野に応用する「ゲーミフィケーション」について学ぶことで、教育者としての力量を向上させる狙いがある。

授業では、参加学生が教育に活用できるようなゲームやアプリケーションを企画し、最終的にはグリーのオフィスでアプリの制作も行うという。

●授業計画

  • 第1回 オリエンテーション
  • 第2回 ゲーム×教育(1)
  • 第3回 ゲーム×教育(2)
  • 第4回 教育ゲーム・アプリの動向調査(1)
  • 第5回 教育ゲーム・アプリの動向調査(2)
  • 第6回 実地調査
  • 第7回 ゲーム・アプリ制作の基礎
  • 第8回 アイディアソン(1)
  • 第9回 アイディアソン(2)
  • 第10回 企画書作成
  • 第11回~第15回 ハッカソン(制作)
    ※第11回~第15回は、グリー本社にて実施