アクロニスは10月1日、VMware vSphereによって構築された小規模仮想環境に特化したバックアップ・リカバリソリューションの最新版「Acronis vmProtect 9」を発売した。

Acronis vmProtect 9は、VMware vSphereによって構築された小規模仮想環境に適したバックアップ/復元ソリューション。最新版では、マイクロソフトの各種アプリケーションのバックアップに対応した。具体的には、以下のバックアップに対応。

・Microsoft Exchange Server:データベース、メールボックス単位の復元が可能(MS Exchange 2013はデータベースのみの復元)
Microsoft SQL Server:復元はデータベースのみ可能(インスタンスごとの復元は不可)
・Microsoft SharePoint Server:SharePoint Explorerを使用し、サイトコレクションやサイト、アイテム(ドキュメントや添付ファイル)単位での復元が可能
・Microsoft Active Directory:アプリレベルでの復元機能の提供はない

また、vmProtectに集中管理ダッシュボードが搭載された。1つのvmProtectの管理Webページから、複数のAcronis vmProtect 9エージェントにアクセスできる。さらに、Acronis vmProtect 9 エージェントの構成ファイルのエクスポートとインポートが可能となった。仮想アプライアンスとWindowsマシンにインストールしたエージェント間での設定移行にも対応する。

サポートされるファイルシステムは、NTFS、FAT16/32、Ext2/Ext3/Ext4。Webブラウザは、Internet Explorer 7.0以降、Mozilla Firefox 3.6以降、Apple Safari 5.0以降、Google Chrome 10.0以降、Opera 10.0以降。ストレージは、P-ATA(IDE)、S-ATA、SCSI、iSCSI、FCの各種ハードディスクドライブのほか、NAS(SMB and FTP)にも対応する。

価格は、ライセンス版/オンライン版/パッケージ版で共通して、1CPU/1ライセンスで6万円(税別)。