日本HPは10月1日、無停止型サーバ「HP Integrity NonStopサーバー」のラインナップを強化し、性能を向上した新ハイエンドモデル「HP Integrity NonStop BladeSystem NB56000c」(以下、NB56000c)を発表した。価格は5,534万1,195円。また、同製品の提供開始に合わせて、「NonStop SQL移行推進プログラム」を開始する。

「HP Integrity NonStop BladeSystem NB56000c」

「NB56000c」は、「NB54000c」の後継機種となる無停止型サーバ。HP Integrity BL860c i4サーバをベースとしたブレード型システムで、CPUにクアッドコアのIntel Itanium 9500製品ファミリーを搭載し、動作周波数を2.4GHzに向上。1ブレードあたり最大96GBまでメモリ容量を拡張することができる。また、新たに、命令実行中にエラーが発生したことを検知すると、システムを停止させずに、再度計算をやり直す「インストラクション・リプレイ機能」を搭載している。

そのほかの主な仕様として、 ストレージ装置は内蔵ディスクエンクロージャー、外部接続HP P9500ディスクアレイ、対応OSはHP NonStop OS JシリーズJ06.16以降、サイズはW67.8×D100×H181.4cm、重量は629kgとなっている。

また、「NB56000c」の提供とあわせて開始された「NonStop SQL移行推進プログラム」は、利用者のデータベース環境をHP NonStop SQL/MXへ移行する際の移植性を無償でアセスメントするほか、移行に関わる概算の費用・工数、および「NB56000c/HP NonStop SQL/MX」に移植した際の性能評価などをレポートで提示する。