Facebookページの効果指標として、注目が高まっている“リーチ”を左右するのは、やはり日々の投稿の質。ファンの心を掴んでアクションを引き出す、現場の知恵が詰まった投稿事例をご紹介します!
こんにちは! 営業現場の視点からFacebookページ運用のヒントをお届けしている、ソーシャルメディアマーケティング事業第一本部の矢野彩香です!
Facebookページのリーチを左右するのは、「エッジランク」と呼ばれるFacebook独特のアルゴリズムだというのは、皆様もうご存知ですよね。
※参考記事
・Facebookの「リーチ」をおさらい!
http://smmlab.aainc.co.jp/?p=25137
・ニュースフィードに表示されやすい投稿とは?
http://smmlab.aainc.co.jp/?p=24969
・超重要!Facebookページのリーチを最大化させるために意識するべき5つのポイント
http://smmlab.aainc.co.jp/?p=8391
今回は、このエッジランク向上に成功している実際の投稿事例をお見せします!どれも実際に多くのファンから支持された投稿ですので、それぞれの要素をぜひ、皆様のFacebookページの投稿を考える際に活かして頂けると幸いです。
ファン心理を理解したアプローチで高反応を得て「親密度」を高めた実例5選
実例1.商品紹介をクイズ形式で投稿
ベルメゾンFacebookページ
https://www.facebook.com/bellemaison.net
商品点数豊かな総合通販らしく、ユニークな商品の写真を投稿し、これは何に使うものでしょう~?と、クイズの出題に上手く商品の訴求を絡めています。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=538463656220835&set=a.143562725710932.28479.133749466692258&type=1&theater |
それにしてもインパクトのある商品画像ですね!ファンを楽しませながら商品紹介をすることで、コメントやいいね!を獲得。Facebookページの投稿はファンのアクションによって、その友達のニュースフィードに拡散するわけですが、ファンからの反響が大きいコンテンツというのは、同じ興味関心を持ったファンの友達にも高反応が期待できるので、リーチ拡大の一番のポイントになります。
実例2.役立つ防犯知識をクイズ形式で投稿
アルソックFacebookページ
https://www.facebook.com/ALSOK
防犯の知識あればある程助かりますよね。ファンの目線に立って、何が必要とされているのか考えているからこその投稿内容です。自社の持っているコンテンツをうまく、ファン目線で活用した例と言えます。
しかも、答えを投稿頂くのではなく、わかった方はいいねかシェアをしてもらうという、先に答えを知りたくない他のファンの方への配慮もあります。肝心の答えはというと、投稿内のリンクかWEBページへ誘導、そこに解説があるという丁寧な仕事ぶりです!
実例3.Facebookで注目度の高い“画像”を上手く利用した間違え探し投稿
井田両国堂(チョモットボーテ)Facebookページ https://www.facebook.com/C.BEAUTE.official
画像の中の、ちょっとあれれ?な間違え探し投稿は、ファンと一緒に気軽に盛り上がれるコンテンツです。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=505909966166521&set=a.357402184350634.82884.355873321170187&type=1&theater |
今回は秋なのに、Springという間違えでしたが、こちらのブランドカラーのピンクが春のイメージと重なるので、「ファン的にはこのままでOK」という意見が出るなど、うまい具合に盛り上がる結果になりました。
もし「画像間違えちゃった!!」なんて時は思い切って、間違い探しのコンテンツとして利用してみてもよいかもしれません。
実例4.キャラクターの持つ“ストーリー”を活かした投稿
福音館書店Facebookページ
https://www.facebook.com/fukuinkan
今年誕生50周年を迎えた大人気の絵本シリーズ『ぐりとぐら』には、懐かしさを感じる人が多いのではないでしょうか?Facebookページの投稿では、そうしたキャラクターの持つ“ストーリー”で、ファンの心象を上手く刺激する工夫がされています。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=653906351301862&set=a.638488496176981.1073741828.628784240480740&type=1&theater |
この投稿では、きっと誰もが一度は食べてみたいと思ったことがある『ぐりとぐら』の“カステラ”を実際に作ってみた画像を通じて、ファンにオリジナルのレシピや思い出を教えてくださいと語りかけています。
美味しそうな写真と懐かしい感覚で、ファンの琴線に触れる投稿になっており、この時点でのファン数は5,000程度にも関わらず、コメントが26件、いいねは1,000件越える反応が寄せられました。ファンの目線に立った話題の提供に成功した例と言えるのではないでしょうか。
実例5.カバー写真とプロフィール写真の融合で遊び心をくすぐる
日本旅行のヨーロッパコミュニティFacebookページ
https://www.facebook.com/europe.nta
これまでの4つとは少し違ったアプローチで、Facebookページをみてもらうような工夫を施しています。##
良く見ると、プロフィール写真とカバー画像がセットで一枚の絵になるようにデザインされています。普段はニュースフィード上でフォローしている企業ページの投稿を見る方が多いわけですが、プロフィール画像を工夫してFacebookページ自体に訪問してもらうことで、エッジランクで評価される項目の一つである新密度を高めることができるんです。
この手法、実は弊社モニプラのFacebookページの新デザインでも採用しています。
https://www.facebook.com/monipla.fan
まとめ
ご紹介した投稿はアプローチこそ様々ですが、共通して言えるのは、すべてファンの心理を考え、「楽しませたい」「喜ばせたい」「役に立ちたい」と、ファンにとっての“メリット”を考えていることです。
ファンが何を求めていて、どんな投稿なら喜んでくれるのか……
もしも一所懸命に考え工夫した投稿に「いいね!」や「コメント」が少なかったとしても、ガッカリすることはありません。それは「ファンにとって興味がなかった」という学びになるのですから。大切なのは、ファンの反応を確かめつつトライ&エラーを重ねることで、「喜んでもらえる投稿」を、ファンと一緒に創っていくことなのです。
企業の数だけFacebookページがあり、そこにいるファンは、例え同じ1万人でも、他のページの1万人とは違うはずです。自社のページに集まってくれたファンが何を望んでいるのか、何に喜ぶのか、日々の投稿をチャレンジとして、より愛されるFacebookページを作っていきましょう。
ライター紹介
アライドアーキテクツ株式会社 ソーシャルメディアマーケティング事業第一本部
矢野 彩香(Ayaka Yano)
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