EMCジャパンは9月30日、同社製ストレージと連携可能なオンラインファイル共有サービス「EMC Syncplicity Enterprise Edition」を発表した。iOS、Android、Windows8の専用アプリが提供され、モバイルデバイスからも容易に利用することができる。

Syncplicityは、企業での利用に必要な高度なセキュリティ対策やITガバナンスの要件を満たす管理機能を持ち、かつコンシューマ向けのサービスと同様に、簡単な設定でPC・モバイル端末でのファイルの共有、同期、管理、バックアップを行うことができるオンラインファイル共有サービス。

Enterprise Editionでは、IT管理者向け管理ツールによって、ITポリシーの適用や遠隔での管理・制御などが可能で、拡張性にも優れ、数万ユーザーでも利用することができる。さらに同社のスケールアウト型NAS「Isilon」、ユニファイドストレージ「VNX/VNXe」、オブジェクトベースストレージ「Atmos」をオンプレミスストレージとして利用することができる。

オンプレミスの場合の構成イメージ

なお、無償で2GBまでのディスクスペースが提供される「Personal Edition」は、SyncplicityのWebサイトからユーザー登録して利用することができる。

価格は個別見積もりで、ユーザー数は25ユーザー以上/上限無し、容量は購入に応じて無制限。認証はSAML2.0を利用したSSOに対応し、モバイル端末は、iOS、Android、Windows 8に対応する。