Evernoteと3Mは26日、今年で第3回を迎えたEvernote Conferenceで3Mの「ポスト・イット」ノートとEvernoteを連携させるコラボレーションを発表した。EvernoteのiOSアプリ(v7.0.1)の新機能ポスト・イット ノートカメラを使ってポスト・イットを撮影し、デジタル化した付箋をEvernoteに保存できる。また共同ブランディングのポスト・イット ノートやホルダーも提供する。Evernoteは昨年のMoleskineに続く、紙のノートを提供する企業とのコラボレーションになる。
ポスト・イット ノートカメラは、EvernoteのiOSアプリでモードを「POST-IT NOTE」に切り替えて使用する。ポスト・イット ノートを撮影すると、色や手書き文字が認識され、Evernoteのノートにポスト・イットが貼り付けられたように表示される。認識された文字は検索対象になり、またイエロー/グリーン/ピンク/ブルーの4色に「特定のノートブックへの保存」「タグ」「リマインダーの追加」などのアクションを割り当てられる。例えば、試験前に暗記しなければならない化学式を一つずつイエローのポスト・イット ノートに書き、イエローを化学式のノートブックに割り当てておけば、次々にポスト・イットを撮影するだけでスマートフォンで使える暗記帳が完成する。
ポスト・イットの色に、Evernoteの様々なアクションを割り当てられる。右は4色のポスト・イットを並べられる4パッド・ホルダー。 |
100年以上の歴史を持つ3Mと、創業からまだ5年のEvernoteが共同ブランディング |
共同ブランディングのポスト・イット ノートには、アクションを割り当てられる4色の3"×3"サイズと、大きなスケッチも描ける11"×11"サイズ(イエロー)がある。ポスト・イット ノートカメラは通常のポスト・イットで機能するので、必ずしも共同ブランディング版が必要ではないが、共同ブランディング版には期間限定で1カ月のEvernote Premiumが付いてくる。ポスト・イット ノートのホルダーは、Evernoteがコラボレーション製品を販売するEvernote Marketで販売され、4パッド用にはアクションを割り当てられる4色すべてを並べられる。