LLVM is a robust system, particularly well suited for developing new mid-level language-independent analyses and optimizations.

LLVMプロジェクトはブログ「libc++ and C++1Y」において、libc++がC++1Y標準ライブラリのすべてを実装したことを伝えた。C++1YはC++の次期バージョンとして策定が進められているもので、最終的に「C++14」になるのではないかと考えられている。C++11で発見された問題が解決されているほか、新しい機能が追加されている。

LLVMはもともとC言語のコンパイラとして開発が進められてきた側面が強く、C++への対応はここ数年で急速に進められてきたという背景がある。これまでC++への対応は後追いの感があったが、今回C++1Yに対応したことで仕様の策定とコンパイラの開発が並列して進められる状況になったことがわかる。

LLVM ClangやC++コンパイラはGPLフリーのプロダクトを求めるベンダからの要望が強い。またObjective-Cの対応を必要としているベンダも、Objective-Cへの対応の良さからLLVMを選択する傾向がある。