日立ソリューションズは9月26日、帳票出力システム「基幹系プリントソリューション」において、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスから、複合機やモバイルプリンタなどのWindows対応プリンタへの帳票出力を可能とする「モバイルプリントソリューション」を発表した。10月1日より販売を開始する。
スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスが普及する中、営業担当者や保守担当者などの社外で働く社員を中心に、業務に特化した専用モバイル端末ではなく、汎用的なスマートデバイスを活用する企業が増加している。もちろん帳票印刷などの標準的な業務も実施したいところだが、スマートデバイスから業務システムの帳票を印刷するには、業務システムの改修や各業務システムやプリンタに特化したスマートデバイス用のプリントアプリケーションの開発が必要となるため、導入には膨大な費用や時間がかかるという課題があった。
モバイルプリントソリューションは、スマートデバイス向けのプリンタ共通基盤をモバイルプリントサーバ上に構築し、業務システムやプリンタの種類を問わず、スマートデバイスから複合機やモバイルプリンタなどWindows対応のプリンタへの帳票出力を可能にする。これにより、導入時に各業務システムの改修やスマートデバイス用のプリントアプリケーションの開発が不要となり、導入コストを削減することができる。
ユーザーは、Google PlayまたはApp Storeから無料の専用アプリケーションをダウンロードし、設定するだけで印刷が可能となる。また、各業務システムの印刷機能で、モバイルプリントサーバに登録されたプリンタへ印刷を指示することで、営業店や出張先の複合機、モバイルプリンタなど任意のプリンタから帳票を印刷することもできる。