NTTコミュニケーションズ / 日立製作所 / NECの3社は9月25日、総務省の「サイバー攻撃解析・防御モデル実践演習」の実証実験を受託し、第1回目の実践的防御演習を実施することを発表した。

この実証実験では、新たなサイバー攻撃に対応できる環境を作るため、攻撃の解析と防御モデルの検討を行い、官民参加型のサイバー攻撃に対する実践的な防御演習を実施する。

実証実験には官公庁や企業のICTインフラを担うLAN管理者やLAN運用者が2～4名構成のチームで参加。チームごとに大規模LANを模擬した環境で、標的型攻撃インシデントを体験する。これにより、官民のLAN管理者 / LAN運用者の危機対応能力を向上させ、総合力の高い情報システム管理者の育成を目指すとしている。

3社は9月25日から第1回目の実践的防御演習を実施しており、2013年度中に合計6回の防御演習を行う計画。

この実証実験において、NTTコミュニケーションズは全体の総括と防御モデルの検討を行う。また、日立製作所はサイバー攻撃の解析、NECは実践的防御演習を担当する。