NTTデータエンジニアリングシステムズは、製造業向けにインターネット上のクラウドサービス「Manufacturing-Space」を、10月1日より開始すると発表した。同社によると、金型業界向けに、初めてクラウドサービスで提供される。
同サービスは、信頼性の高いデータセンターを利用し、PDMサービス、ライセンス管理サービス、CL計算(切削経路計算)サービスをインターネット経由で提供し、利用者の導入コストを抑制し、運用負荷を軽減するもの。
サービスの特徴は、PDMサービスでは見積りなどの営業情報からCADモデルのような設計・生産情報までプロジェクト全体で扱う情報を一元管理し、情報の更新や閲覧などの権利を利用者ごとに設定するため、情報を安全に保管・更新できること。価格は100GBの場合、月額6000円から。
また、3DCAD/CAMアプリケーションのライセンスをクラウド上のライセンスサーバーで管理することで外出先でもCADを操作することができるなどアプリケーションの利用場面を広げるクラウドネットワークライセンスサービスを搭載。価格は、「Space-E/Modeler」の場合、月額10,000円、「Space-E/CAM」の場合、月額18,000円から。
さらに、CL計算サービスでは、高負荷の計算をクラウド上のサーバーで実行することで異なるプロジェクトのCL計算を同時に実行し、NCデータ作成に対する運用性を高めることが可能。価格は月額6500円から提供。