米IBMは9月23日(コロンビア時間)、コロンビアの首都ボゴタに1700万ドルを投じて新しいデータセンターを設立することを発表した。主にコロンビアの同社顧客向けにクラウドやビックデータサービスを提供するという。IBMの南米市場のコミットを示すものと位置づけている。
IBMは2011年、800万ドルを投資してコロンビアにデータセンターを開設しており、最新のデータセンターはこれを拡大するものとなる。最新のデータセンターはクラウド、ビックデータ機能、スマートなインフラ構想「Smarter Systems」など、サービス分野での最新技術を提供するもので、顧客は自社顧客に新しいサービスを提供したり、市場を拡大するのを助け、モバイル戦略の展開を支援するという。
コロンビアのデータセンターアウトソースサービス市場は2013年に15.3%の成長率が予想されており、ラテンアメリカで最も急速に成長している国という。IBMによると、コロンビア政府機関がまとめている報告書「2012 Colombian Superintendency's Report」でコロンビアの重要企業にランクインした100社中88社が自社顧客で、これらが同国に占めるGDPは約40%に達するとのこと。
IBMは世界170カ国で400以上のデータセンター、70以上のサービスデリバリーセンターを持っており、ボゴタのデータセンターはこれに加わることになる。