SAPジャパンは9月20日、SAP Real-Time Data Platformの重要要素のひとつである自己管理型データベース「SAP Sybase SQL Anywhere」のクラウド版「SAP Sybase SQL Anywhere,on-demand edition」の提供を開始すると発表した。

「SAP Sybase SQL Anywhere,on-demand edition」Webサイト

本クラウド版は、自社の製品ポートフォリオにクラウドを加えたいと考えているISVのための、クラウドデータベースソリューションで、ISVのアプリケーション。

全顧客のデータを一つのデータベースで管理するのではなく、プライベート、パブリック、あるいはハイブリッド環境のどのアプリケーションのホスティングにも対応し、柔軟性を持ったアイソレートマルチテナンシーのアーキテクチャを採用。

ISVは、SAP Sybase SQL Anywhereという同じデータベーステクノロジーを使用して、アプリケーションをon-premise、on-device、そしてon-demandで配備・展開することができ、開発、サポート、運用・管理をシンプル化してコストを削減可能。

その他の主な機能は「リレーショナルデータベースとしてのフル機能をSaaSアプリケーションで利用」「ロードバランスやアイソレーションのために最低限の中断でテナント移動」「テナント毎のカスタマイズが可能なアトミック型テナントデータベース」「分離されたデータベースにより、テナント毎のデータレギュレーションに準拠した管理」「同じクラウド上で複数のバージョンのソフトウェアを稼働させるためのプロビジョニング」「柔軟なタスクモデルにより、単一あるいは複数のテナントの実行」など。