ニフティは、同社のクラウドサービス「ニフティクラウド」において、物理リソース専有タイプのハイスペックな「専有サーバー」の提供を9月26日から開始すると発表した。
ニフティクラウドはこれまでさまざまなタイプの共有型仮想サーバーを提供してきたが、データベースなど一部の用途に対して、物理サーバーと同等のハイスペックなサーバーを利用したいというユーザーの要望があったという。
今回新たに提供される「専有サーバー」は共有ネットワークを利用できるサービスで、PCI-Express接続タイプの高速ストレージ「ioDrive」と16コアのCPU、128GBのメモリを備えている。ioDriveに用いられているNAND型フラッシュメモリベースの高速半導体ストレージ「ioMemory」を仮想化ソフトウェア上に搭載しており、ioDriveの設定の手間を削減しながら、ディスクのパフォーマンスを最大限に引き出せるようになっている。
また、同一ゾーン内の共有型仮想サーバーに対してプライベートネットワーク上で連携することで、外部のデータセンターにある物理サーバーと連携する場合に比べ、レイテンシーが非常に低い状態でデータ処理を行うことができるという。
「専有サーバー」の利用料金は、初期費用が10万5000円、月額費用が19万6875円となっている。