富士通ネットワークソリューションズ(FNETS)は9月20日、スマートデバイスを活用した「FUJITSU Thin Client Solution モバらくだ for スマートデバイスV2」を、同日より販売開始すると発表した。

「モバらくだ for スマートデバイス」はさまざまなスマートデバイスから、画像転送技術などにより、社内システムにアクセスし、利用端末にはデータを残さず業務が行えるモバイル環境を提供するソリューション。

同ソリューションでは、既存のWebベースの社内基幹システムや業務システム、クラウドサービスに手を加えることなく、モバイル環境の構築が可能となっている。

「モバらくだ for スマートデバイスV2」のイメージ

特徴として、富士通研究所が開発した画面転送の高速表示技術「RVEC(Remote Virtual Environment Computing)」を搭載したことで、従来と比べストレスのない滑らかな画面表示で操作できるモバイル環境を実現する。

「RVEC」は画面転送のピーク値を抑えデータ転送量を最大で約10分の1に削減することができ、モバイル環境においても使用帯域が平準化されるため、モバイル環境利用時でも安定した操作が可能になる。

また、マウスやキーボードで操作するPC用途を想定して構築されている社内システムを、タブレットやスマートフォンでも快適に操作できるように、ユーザーインタフェースを採用した。

スマートデバイスの画面上にノートPCのタッチパドを表示

価格モデルは、400名利用の場合、初年度900万円より、次年度以降年間340万円より、1,000名利用の場合、初年度1,190万円より、次年度以降年間640万円より、2,000利用の場合、初年度1,730万円より、次年度以降年間1,180万円よりとなっている。