Texas Instruments(TI)は、同社マイコンMSP430を用いたIoT(Internet of Thigs)製品の開発向けUSBローンチパッド評価キット「MSP-EXP430F5529LP」および、それをサポートするソフトウェア・エコシステム、ならびにTIのUSB対応マイコン製品ポートフォリオのサポートを発表した。

同ローンチパッドは、 128KBのフラッシュ、8KBのRAM、25MHz動作のCPU、USB2.0をサポートするUSBおよびPHY、ならびに12ビットA/Dコンバータを内蔵した16ビット低消費電力マイコン「MSP430F5529」を搭載しており、USBコネクティビティのほか、UART、I2CおよびSPIコントローラのためのシリアル・ポートをはじめとした、その他のペリフェラル群を内蔵、開発各社は、各種アプリケーションに最適な通信標準規格をサポートすることが可能だ。

また、同社のUSBパワースイッチ「TPS2041C」およびfull-speed USBハブ「TUSB2046」を内蔵しているほか、MSP430F5529マイコンを搭載した設計に最適な、同社の既存、低価格のSimpleLink Wi-Fi「CC3000」、 「CC110L」 Sub-1GHzおよび「CC2530」ZigBeeの各ブースタパック製品に対して互換性が提供されている。

さらに、DLPデザイン製のNFCブースタパック「DLP-7970ABP」およびNFCLinkライブラリに追加された各機能により、同ローンチパッドは、IoTの製品開発に最適な開発環境を提供することが可能となる。

なお、同ローンチパッド評価キットは、TI eStoreおよび販売代理店から単価(参考価格)12.99ドルで購入可能となっている。