オージス総研は9月19日、オープンソースをベースにした独自ソリューション「ThemiStruct(テミストラクト)」の「電子証明書(CM)」と「ワンタイムパスワード(OTP)」についてVMwareなどOVF(Open Virtualization Format)に対応した仮想環境上で稼働する仮想アプライアンスでのトライアル提供を開始すると発表した。
同ソリューションを利用することで、電子証明書をインストールした端末からしかアクセスを認めない検疫環境が実現でき、電子証明書発行をプライベート環境で行うため、対象端末の増加や有効期限の設定に柔軟に対応でき、モバイル端末紛失時の失効処理も自分対応できる。
電子証明書を導入した端末より、モバイル環境でも社内システムにアクセスできるため利便性を損なわずにセキュリティを向上出来る。また、電子証明書を保持(会社として承認)していれば、私用スマートフォン・私用端末からの接続をも可能になり、BYODでネックとなるセキュリティ対策も可能。
さらに、ワンタイムパスワードによるリモートアクセス環境により、端末IDや他のユニークIDからワンタイムパスワードを生成・発行。ユーザ数に依存しない価格体系で、ユーザ数の増加によるライセンス/保守費用を抑制する。
ワンタイムパスワードの表示デバイスとして、携帯電話、スマートフォン、PCが使用可能で、専用ハードウェアの購入・維持管理費用が不要で、専用ハードウェアで起こりやすい電池切れや、破損による交換といった面倒な作業がなくなる。
ユーザ情報の管理に内部のLDAP、顧客にて既に使用されているLDAP、ADが使用可能で、柔軟に対応できる。
同仮想化アプライアンスの利用には仮想化用ソフトウェアやVPN装置などの環境を持っていることが前提。