富士通は9月19日、民間企業の健康管理サービスビジネスを支援する「FUJITSU ユビキタスサービス からだライフ ヘルスケアサポート」を発売した。Androide2.2/2.3/4.0以降、およびiPhone(iOS5以降)に対応する。参考価格は、10万IDの利用で初期費用が1,100万円(税別)、月額費用が100万円(税別)。
急速に進む高齢化や生活習慣病患者の増加により、医療費の抑制が重要な課題になっている中、さまざまな分野の企業が健康関連分野へ進出している。また、一般消費者においても、日常生活の中で取り組める健康増進への関心が高まっている。今後、ますます健康関連事業への新規参入・競合増加による差別化ニーズの拡大が予想される。
からだライフ ヘルスケアサポートは、健康管理に必要な歩数や体組成情報の記録や振り返りを対象者のスマートフォンで行うことができるサービスである。民間企業のヘルスケア分野サービスの立ち上げや拡充を早期に低コストで実現するとともに、専用アプリのお知らせ機能や振り返りのメールにより、恒常的な顧客接点ツールとして活用することも可能だ。
健康管理サービスを利用する個人ユーザーは、スマートフォンを持ち歩くだけで自動的に日々の歩数を記録することができる。また体重や血圧などを記録したり、これらのデータをグラフで振り返ったりと、無理なく楽しみながら健康サービスを継続することができるという。
アプリの利用データはクラウドサーバに収集されるため、ユーザーに事前了承を得たうえで、サービス提供側がマーケティングなどに活用することも可能である。
なお本サービスは、2013年4月より健康ライフコンパスが提供を開始した「じぶんからだクラブ」サービスにて、先行的に導入・提供している。