インターネットイニシアティブは9月19日、法人向け高速モバイルデータ通信サービス「IIJモバイルサービス/タイプD」に、「データシェアオプション」を追加することを発表した。10月1日より提供を開始する。初期費用に2万円(税別)がかかる以外、月額費用は発生しない。
IIJモバイルサービス/タイプDは、NTTドコモのLTE/3G網を利用したモバイルデータ通信サービスである。新しいオプションを利用することで、1回線ごとに3GBだった高速データ通信量を、1契約あたりの回線数に3GBを乗じた高速データ通信量として、同一契約内の他の回線と分け合えるようになる。
仮に月間の高速データ通信量が3GBを超える回線があっても、他の回線の高速データ通信量に余裕があれば、超過した回線でも引き続き高速データ通信の利用が可能だ。
ただし、月間の高速データ通信量が10GBを超過した回線は、本オプションを申し込んでいても月末まで通信速度が送受信時最大256kbpsに制限される。また、同一契約内の高速データ通信量の利用量の合計が、契約の通信制限のしきい値を超えた場合、すべての対象回線の通信速度が月末まで送受信時最大256kbpsに制限される。