レッドハットは9月18日、オープンソースソフトウェア(以下、OSS)を活用し顧客のIT環境のモダナイゼーションを推進する「Red Hat OSS Integration Center(以下、OSSセンター)」を開設したと発表した。
同センターは、参加パートナー企業とレガシーシステム(メインフレーム、UNIX、DB/DC、COBOLといった)を熟知した人材にて運営し、メインフレームやUNIXからのマイグレーションやルールエンジン(BRMS)などを用いたシステム再構築手法について支援。顧客の既存システムをクラウドレディにするため、OpenStackなどOSSを活用した新IT基盤やクラウド環境への移行をパートナー企業とともに推進することを目的としている。
Red Hat OSS Integration Center提供メニューは、OSSセンターでは、第一段階として無償ワークショップを提供。ワークショップで、顧客にヒアリングする情報は「現行システムの状況(インフラ、規模、範囲など)」「新規アプリケーションの開発計画(スケジュール、規模など)」「移行アプリケーション(移行対象アプリケーションの規模など)」。また、顧客に提案する内容は、「ロードマップ(ハイレベル)」「課題抽出&今後の検討スケジュール」。
それ以降は、顧客の意向に従い有償コンサルティングやパートナー企業のソリューションを活用した、具体的な導入支援を提供する。
また、OSSセンターではパートナー企業が提供するソリューション領域にあわせて5つのカテゴリを設定し、顧客の要望にあわせて適切なパートナー企業と支援を行う。現在、33社のパートナー企業が参画。今後さらに増加が見込まれている。