Bingの最新ロゴ

米Microsoftは9月16日、検索サービス「Bing」のリニューアルを実施した。ロゴを一新したほか、新機能の追加や、ユーザーエクスペリエンスの改善が行われている。

Bingの最新ロゴは、Microsoftが2012年より利用しているロゴとの統一を図った。フォントを統一したほか、色もこれまでのブルー基調から、同社ロゴの4色旗で使われているのと同じ黄色になった。シンプル、スピード、視覚的アピールにフォーカスしたとMicrosoftは趣旨を説明している。これに合わせ、Bing.comのホーム画面のインタフェースも一新している。

機能面では「Glance」という新機能を導入した。既存の「Snapshot」と「Sidebar」を統合したもので、BingのWeb上の検索結果とソーシャルからの情報を統合する。これにより、任意の検索クエリに対して必要な文脈を提供するという。

同じく新機能となるのが「Page Zero」だ。ユーザーが検索クエリを入力するのに合わせて、関連するタスクを表示する。"intelligent disambiguation"という高度な曖昧さ除去機能を用い、検索の入力を終えて結果が表示される前にアクションを起こすのを支援するという。たとえば米国のミュージシャン「Katy Perry」と入力する場合、入力途中でなにを探しているのかを理解し、その人物に関する情報、関連した検索タスクを提案するという。

Microsoftは同時に、「Windows OS」「Office」「Xbox One」「Windows Mobile」との連携も進めている。最新のレイアウトでは、画面の小さなスマートフォン、タブレット、PC、大型TV画面とさまざまな端末での体験を改善している。

米comScoreが8月に発表した7月の米国検索シェアでBingは17.9%で2位、トップのGoogle(67%)と水をあけられた状態が続いている。