アシストは9月18日、日立ソリューションズが開発するクラウドストレージ向け情報漏洩対策ソリューション「秘文 Cloud Data Protection」のサービス提供を同日より開始すると発表した。

「秘文 Cloud Data Protection」は、情報漏洩防止ソリューション「秘文」の暗号化技術をクラウドストレージ上で活用したもので、「秘文Cloud Data Protection」サーバでの鍵管理サービスにより、「秘文Cloud Data Protection」のクライアントまたはビューアをインストールしたPCやスマートデバイスに対し、ログインアカウントの権限に基づき、アクセスや操作範囲を制限する。クラウドストレージとは別に鍵を管理することで、クラウドストレージを提供する事業者であってもデータの中身を復号することはできないため、許可されたユーザのみがデータを参照できる環境を手軽に構築することが可能。

これにより、企業やプロジェクトごとに機密性を保持しながらファイルの共有が可能となり、ユーザは暗号化、復号化を全く意識することなく、サーバにログインするだけで、外出先で資料を閲覧したり、企業間のファイル共有を安全に行うことができる。

「秘文 Cloud Data Protection」の導入においては、アシストが運用管理する鍵管理サーバをSaaS形態で月額利用する形式、または企業内でサーバを構築および運用管理するオンプレミス形式のいずれも選択可能。

秘文 Cloud Data Protectionの概要

アシストでは、「秘文 Cloud Data Protection」をセキュリティ・ソリューションの中核製品の1つとして積極的に販売、サポートしていく方針で、今後1年間で10,000ライセンスの販売を見込んでいる。

価格は、SaaS版(月額料金)が要問い合わせで、オンプレミス版が秘文 Cloud Data Protection(サーバ)が60万円(サーバPC1台あたりの価格)、秘文 Cloud Data Protection(クライアント)が5,000円(ユーザ1人あたり)。なお、価格はいずれも税別。