米Dow JonesとスイスRobecoSAMは9月12日(現地時間)、年次サスティナビリティベンチマークの最新版「2013 Dow Jones Sustainability Indices」を発表した。日本企業からは、パナソニックが耐久消費財部門でリーダーに選ばれた。

Dow Jones Sustainability Indices(DJSI)は1999年に開始した企業の社会的責任投資(SRI)を示す株式指標で、サスティナビリティ主導企業の財務業績を追跡している。2013年版では39社が新たに対象となったと同時に47社が対象外となり、合計333社が選ばれた。新たに加わったのはBank of America、UBS AG、United Parcel Service(UPS)などで、Johnson&Johnson、HSBC Holdings、Vodafone Groupなどが対象から外れた。

24の業種別リーダーとしては、Volkswagen(自動車・部品部門)、Citigroup(総合金融部門)、Nestle(食品、飲料、タバコ部門)、SAP(ソフトウェア・サービス部門)、KT(通信部門)、Air France-KLM(運輸)などが選ばれた。日本のパナソニックも耐久消費財部門でリーダーに選ばれている。

日本企業としては、資本財部門で伊藤忠商事、エネルギー部門で国際石油開発帝石(INPEX)、不動産部門で大和ハウス工業、医薬品・バイオテクノロジー、ライフサイエンス分野でエーザイが加わっている。一方で、ソフトバンク、JR東日本、NTTドコモ、ダイキン工業などが対象外となった。