楽天トラベルとコンカーは9月17日、業務提携契約を締結し、コンカーが提供するクラウド型出張・経費管理サービス「Concur Travel」日本語版サービスにおいて、「楽天トラベル」が提供する国内ホテル予約サービスとの連携機能を共同で開発することを発表した。
「Concur Travel」日本語版は、出張予約・管理をサポートするサービス。同サービスの契約企業の従業員は、スマートフォンやPCから、社内規定に則った出張申請や航空券やホテルなどの予約ができるほか、情報は自動的に経費管理サービス「Concur Expense」日本語版と連動し、航空券やホテルの予約情報を元に経費精算情報を自動生成することができる。
両社が連携することにより、楽天トラベルは、法人顧客に対する予約の拡大が期待できるとともに、将来的にはコンカーの世界約18,000社、約2,200万人を超える海外利用ユーザーによる訪日宿泊需要の取り込みを図れる。
またコンカーにとっては、国内ホテル最大級の予約サイトにおける宿泊情報との統合により、楽天トラベルが持つ国内宿泊施設の予約サービスをユーザーに提供できるようになり、企業のビジネス利用における効率化および透明化を支援するだけでなく、コンカーを出張業務で利用するユーザーに対して日本全域の宿泊施設を提供する狙いがあある。
なお、「Concur Travel」日本語版は、コンカーより直接販売で提供され、9月17日より利用可能で、楽天トラベル連携機能の正式提供は、年内を目処に開始予定となっている。