ウイングアークは9月13日、数値データとテキストデータのハイブリッドOLAP分析ソリューション「Dr.Sum EA TextOLAP」の提供を開始すると発表した。

テキストデータ分析ツール「Dr.Sum EA TextOLAP」概要

本製品は、定量化が難しいテキストデータを簡単な操作で定量化し、数値レベルでの分析を可能にし、実際の値を見ながらグループ設定し、その場で確認して進めていくことができるなど、専門知識や難しい操作を必要としない。

具体的には、テキストデータに対し形態素解析を実施(テキストを意味のある単語として判別)することで、登録されたシステム辞書や個別に登録したユーザー辞書に基づく単語レベルへの分割を行い、分割した単語を利用し任意のグルーピングを作成することで、分析単位の設定が可能になる。

テキストデータ集計・分析の流れ(1)

また、テキストデータの分析だけでなく、数値データとテキストデータを組み合わせたハイブリッド型のOLAP分析により、定量データと定性データの相関や傾向を分析することができる。

これは、作成されたグルーピングを使用し、「Dr.Sum EA」のユーザーインタフェース製品である「Dr.Sum EA Datalizer」を利用することで、数値データとテキストデータの集計結果を組み合わせて分析。数値データとテキスト集計データの相関について素早く確認できるほか、1画面にまとめて表示し、ドリルダウン、ドリルスルーし詳細を確認することも可能。

テキストデータ集計・分析の流れ(2)

これらの機能により、社内に蓄積された「評価、アンケート、苦言、口コミ」などのテキストデータから、傾向、状況、原因の把握を行い、業務の改善、商品・サービスの品質向上や商品企画の開発に活かすことができる。想定される使用例は、「コールセンターでの問い合わせ分析」、「アンケート分析」、「業務日報」など。

本製品は、「Dr.Sum EA」のオプション製品となり、価格は100万円から(税別)。