経済産業省、国土交通省、厚生労働省、文部科学省は、第5回「ものづくり日本大賞」の内閣総理大臣賞受賞者を決定したと発表した。
ものづくり日本大賞は 製造・生産現場の中核を担っている中堅人材や伝統的・文化的な「技」を支えてきた熟練人材、今後を担う若年人材など、「ものづくり」に携わっている各世代の人材のうち、特に優秀と認められる人材を顕彰するもの。
同賞は、経済産業省、国土交通省、厚生労働省、文部科学省が連携し、平成17年より隔年開催しており、今回で5回目。
このたび、関係4省において、24件75名の内閣総理大臣賞受賞者を決定。また経済産業省では、上記の内閣総理大臣賞に加えて、18件85名、1団体の経済産業大臣賞、10件67名の特別賞、34件168名の優秀賞の受賞者をそれぞれ決定した。
主な受賞案件(内閣総理大臣賞のうち経済産業省関係8件のみ)は、「液晶ディスプレイの世界的普及を支えた光学フィルムの高度生産プロセスの開発」「業界最短の製造時間で高品質の豆乳製造を実現した豆乳製造方法」「自家培養軟骨ジャックの製品化 -わが国発の再生医療製品の実現-」「世界初、裏面照射型CMOSイメージセンサーの開発と量産化」「地球温暖化と日本のものづくり競争力強化に貢献する次世代エアコンの開発」「再現力のある精密臓器シミュレーター」「洪水から人を守る無動力自動開閉樋門ゲート(オートゲート)の開発」「伝統的箔押印刷技術を応用し、装飾性や医薬用途に優れる高機能フィルム製品群を開発」。
なお、表彰式・祝賀会は9月中旬に開催する予定となっている。