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RethinkBD開発チームは9月10日(米国時間)、RethinkDBの最新版となる「RethinkDB 1.9」を公開した。RethinkDBはオープンソースの分散データベース。JSONドキュメントを保持する仕組みになっており、複数のマシンを使ったシステムを最小限の手間で構築できるという特徴がある。ReQLと呼ばれる独特なクエリ言語を使うなど、NoSQLデータベースの中でも特徴の強いデータベース。
「RethinkDB 1.9」の最大の特徴はパフォーマンスの向上にある。さまざまなクエリの処理速度が著しく向上しており、多くのユーザがその恩恵を受けることができる。また、これまでのバージョンではドキュメントサイズが250バイトを超えているものに関しては一気に性能が劣化する傾向があったが、RethinkDB 1.9ではその点も改善されている。
RethinkDB開発チームは長期サポートバージョン(LTS: Long Term Support)版を2013年内にリリースすることを目指して開発を進めている。LTS版は本番環境で長期に渡る利用に向いていると考えれら、RethinkDBの採用を検討している場合には抑えておきたいバージョンといえる。