デンソーは、車載半導体回路における設計開発体制の強化に向け、2014年7月をめどに東京都内に設計開発の拠点を設置すると発表した。
自動車のエレクトロニクス化は留まるところを知らず、燃費向上や環境対応などの要求から、さらなる電子制御の活用が求められている。そうした技術や製品の多くに車載半導体が用いられ、その搭載量は今後、増加していくことが予測されている。
今回の東京の設計開発拠点開設により、同社の設計開発機能を持つ拠点は、愛知県の本社、幸田製作所、基礎研究所と併せて4つとなる。東京の拠点では、主に環境・安全分野における最先端の車載用半導体回路の設計開発が行われる予定。
また、同拠点は同社本社の一部門という位置づけとなり、関連研究機関や技術者が多い関東圏を中心に新たに社員の採用を行っていく方針としており、従業員数も2015年7月に約30名としているのを、2020年には約100名まで増強する方針としている。