日本科学未来館は、9月11日より10月7日の生理学・医学賞の発表から、順次受賞者が発表されることとなるノーベル賞に向けた関連イベントをスタートさせた。
同館では、毎年、科学コミュニケーターがノーベル賞の発表時期に併せて、自然科学3賞の受賞者をブログにて予測するなどしており、今年もそうした受賞の研究対象や受賞者の予測、ならびにその研究意義や成果についての紹介を行って行く予定。
また、それに合わせて常設展示フロアでは、予想した研究の注目ポイントを、15分のコンパクトな時間で紹介する「サイエンス・ミニトーク」も開催される。9月11日から10月7日までの期間は、「どうなる!? 今年のノーベル賞」というタイトルで、平日は11:40~、土日祝日は15:40~(場所:5階 世界を探る)の予定で行われるほか、10月9日~10月31日の期間は、「どうなった!? 今年のノーベル賞」(仮)というタイトルで、各日15:40~、場所は同じ5階の"世界をさぐる"にてそれぞれ行われる予定だ。
さらに、受賞が期待される研究分野に知見の深い研究者を招聘し、研究者の考えやトピックスにおける科学の重要性を来館者にわかりやすく伝えるトークイベント「サイエンティスト・トーク」も10月19日の14:30~15:30の時間帯で、3階の実験工房にて開催される予定。今回の講師は、DNAチップ研究所、大阪大学名誉教授、そして国際ゲノム機構(HUGO)の初代副会長などの肩書を持つ松原謙一氏が予定されている。
このほか、来館できない人でも楽しんでもらえることを目的とした投票サイト「ノーベル賞を予想しよう! 2013」なども展開されている。