KDDIは9月11日、国際ローミングサービス「グローバルパスポート」でLTEローミングを提供すると発表した。LTEの国際ローミングについてはソフトバンクモバイルが"国内の携帯電話事業者では初"として、同日に先行して発表を行っていた。

同サービスの提供は9月19日からとなり、ソフトバンクのローミング開始日13日よりも遅れる。一方で、利用可能なエリアはソフトバンクの韓国1カ国よりも多い、「韓国」「香港」「シンガポール」の3カ国。

対象となる事業者は、韓国が「SK Telecom」、香港が「PCCW」、シンガポールが「M1」となる。対応スマートフォンはiPhone 5、iPhone 5s、iPhone 5cの3機種となり、タブレットのiPadセルラーモデル、iPad miniセルラーモデルも対象となる。iPhone 5/iPad/iPad miniについてはiOS 7へのバージョンアップが必要。

なお、現時点でAndroid端末のLTE国際ローミングは案内されていない。この件について広報部に問い合わせを行ったところ「Android端末のLTE国際ローミングについては対応を検討している段階」と回答している。

LTE国際ローミングを利用する際に「海外ダブル定額」の適用が可能で、1日あたり24.4MBまでは1980円、それ以上は2980円で現地におけるデータ通信が使い放題となっている。