ソフトバンクモバイルは9月11日、国内の携帯電話事業者として初めてLTEサービスの国際ローミングを13日より提供すると発表した。利用できる通信事業者は韓国のSK Telecomとなる。
同社は、FDD-LTEネットワークと、Wireless City Planning(WCP)のMVNOとしてTD-LTEネットワークを利用したサービスを提供しているが、SK Telecomで利用できるLTEネットワークはFDD-LTEとなる。
LTE国際ローミングを利用する際には、3G国際ローミングと同じく「海外パケットし放題」が適用される。課金体系は異なり、1日の使用量が495KBまでは従量課金で0~1980円、495KB~12.5MBの使用量では1980円の固定課金、それ以上利用した場合でも2980円の利用料でSK TelecomのLTEネットワークが1日使い放題となる。
利用方法は、渡航先でFDD-LTE方式対応機種のネットワーク設定を対象通信事業者、今回の場合ではSK Telecomに設定する必要がある。現在のところ、ソフトバンクではFDD-LTE対応端末としてiPhone 5が提供されており、20日発売予定のiPhone 5s、iPhone 5cについても対応している。
同社では、「今後もユーザーが海外で快適に携帯電話を利用できるようサービス拡充を図る」としている。