エフエム東京はこのほど、放送と通信の連動方式"O2O2O(オフラインtoオンラインtoオフライン)"に関する新たな実証実験を行うことを発表した。この実証実験では、タブレット端末を活用して、V-Lowマルチメディア放送番組内のCMをきっかけに聴取者を在庫のある店舗へ誘導する。

同社は来年度から本放送が開始される予定の新しい放送サービス「V-Lowマルチメディア放送」について、さまざまな実証実験をおこなっており、今回の実証実験もその取り組みのひとつ。

今回のO2O2Oシステムは、番組を受信するアプリと商品在庫を検索するアプリを連動するための情報を新たに定義し、放送波で送る仕組みとしている。2つのアプリ間でこの仕組みに対応することで、聴取者は興味を持ったCMの商品名について、検索などしなくても、タップ操作だけでその商品情報や在庫のある店舗を検索できるようになるとのこと。

システムのイメージ

実証実験は9月12~13日に福岡地域で実施し、放送をきっかけに購入された商品を実測する。